こんにちは、まさみです。
ロードバイクを買って、経験者の方たちとライドに行くようになると、結構言われませんか?
- 「ロードバイクに乗るならビンディングにした方がいいよ」
- 「ロードバイクに乗るならレーパンの方がいいよ」
- 「ロードバイクに乗るならヒルクライムやらないと」
どれも一切、悪気のない発言なんですが、初心者目線だと結構戸惑いますよね・・・
私もまだまだ初心者ですが、2年近くロードバイクに乗ってみて、当初言われた「〇〇しないと」について、
実際のところどうなのか、個人的に思うところを書いてみたいと思います。
ロードバイクに乗るのに交通ルール以外の決まりはない
結局結論はこれです。笑
ロードバイクの楽しみ方は人それぞれ、交通ルールを守って安全に気をつけていれば、他は自由です。
フラペでもいいし、カジュアルウェアでもいいし、平地オンリーでもOK!
というのが前提で、ここからはロードバイクに2年乗ってみて思ったことと、「〇〇しないと」と言っちゃう経験者の方の気持ち(想像)についてです。
経験者の人が「〇〇しないと」というのは嫌がらせではない
まず当然ですが、みなさん良かれと思って言ってくれてます。
中にはそうじゃない人もいるかもしれないけど、少なくとも私の周りのみなさんはそうですね。
まだロードバイクを買ったばかりで、前傾姿勢や大きくて細いタイヤでの走行にも慣れないのに、あれやこれや言われると、正直ちょっぴり面倒臭く感じちゃうんですけど・・・
でも、みなさん自分の経験から、「これは良かったよ」というポイントを教えようとしてくれてるんですね。
では、最初に書いた代表的な3つについて、言われた当初の気持ちと、今思うことを、一つずつ見ていきましょう。
- 「ロードバイクに乗るならビンディングにした方がいいよ」
- 「ロードバイクに乗るならレーパンの方がいいよ」
- 「ロードバイクに乗るならヒルクライムやらないと」
「ビンディングの方がいいよ」は本当か
ビンディングにするかどうかは本人の自由
当たり前ですけど、ビンディングにしないといけないなんてことはもちろんありません。
ロードバイクを買ったばかりの初心者からすると、ビンディングとか恐怖でしかないですよね。
実際、私もそうでした。
足がペダルにくっついてるとか意味分からないし、いざという時外せなかったら転ぶし。
と、ここで経験者さんが言うのが、「やってれば慣れるから」「慣れれば怖くないよ」。
それは確かにそうなんですよ。私だって今は慣れたので、それほど怖いとは思いません。
でもね、最初にビンディングに対して抱く心理的恐怖は、「慣れるから大丈夫」では解消できません。
スキーとか、スノボとかやる人だったら、原理は同じなので、比較的入りやすいかもしれないですが、
そういうのも全くやらない運動嫌いな人からしたら、本当意味不明ですよ。
ここで、何を言われても怖いからフラペで通す!も一つの選択肢。これも全然ありです。
「そこまで言うなら何かいいことがあるのかもしないから試してみよう」と思う人だけがトライすればいいかと。
ビンディングにはそれほどのメリットがあるのか
ビンディングには確かにメリットがあります。
よく「踏み込むんじゃなくて回す」って言いますが、フラペだとどうしても踏み込みがちになっちゃうんですよね。
ビンディングの場合はよく言う「引き足」を使えるので、より回すペダリングを実現しやすくなります。
片足ペダリングをやってみるとこの意味がよく分かるんじゃないかなと思います。
しかも、ビンディングに慣れてくると、最初は恐怖でしかなかった「ペダルに足がくっついてる」状態が安心感に変わるんですよ・・・
不思議ですよね〜
漕ぎ出しは別として、ペダルに足がくっついているから、ペダルを踏み外すってことが絶対ないんですね。
雨が降ってても、坂道のダンシングでも、足がペダルから滑る、外れるということがありません。
立ちゴケしないためには
メリットがあるのは分かった、ちょっと試してみたい気もする。でも怖い。そういう方に向けて。
まずはステップイン、ステップアウトの練習を徹底的にやりましょう。
固定ローラーがあればベストですが、ない場合は片足ずつやればOKです。
とにかく何回も何回も着けて、外して、着けて、外してを繰り返す。
何回もやってると、「外れないなんてことはない」と感覚的に分かってくると思います。
個人的には、恐怖心が消えるまで公道に出るのはおすすめしません。
せっかく挑戦したのに、いきなり転けて1回で嫌になった、なんて悲しすぎますからね。
私も多分3-4ヶ月は室内でこの練習だけやってました。長すぎ。笑
いけるかな、と思ったら、今度は人や車通りの少ない場所で、実際に乗って練習してみましょう。
誰か経験者の人に一緒にいてもらうのがいいと思います。私は旦那さんに頼みました。
私の場合、自転車を連れて公園に行って、右足のビンディングはめてから1時間くらい怖くて漕ぎ出せなかったです。苦笑
そういう時、一人だと気持ちが焦るし、諦めそうになるので、誰か一緒にいてもらうといいと思いますよ。
そのおかげは分かりませんが、ビンディングを外し損ねて転けたのは今までで一回だけです。
登りで前の人との間隔を詰めすぎて、前の人が止まったのに対応できず転けてしまいました。
それ以来、一緒に乗る人との間隔はかなり気をつけてます。
「レーパンの方がいいよ」は本当か
快適性を求めるならレーパンの方がいい
ロードバイクに乗り始めたばかりの頃は、ピチピチのレーパンに抵抗を感じますよね。
私も最初は絶対あり得ないと思ってました。
でも、こればっかりは、流石にロードバイク用に開発されたウェアなので、快適性では追従するものはないと思います。
そもそもロードバイクのサドルはママチャリのサドルと違って面積も小さいし、クッション性も低いです。
レーパンを履くことで、パッドがお尻を守ってくれるので、あのサドルの上でも長時間乗り続けられるんですよね。
サドルの方をもこもこのクッションサドルにするっていう手もありますけど、正直ちょっとカッコ悪い・・・
レーパンのピチピチに耐えるか、ロードバイクの見た目を犠牲にするか。究極の選択ですね。笑
でも、レーパンのピチピチがどうしても恥ずかしい人は、上からショートパンツなどを重ね履きすればOK!
一気に見た目がカジュアルダウンして、抵抗感を減らせるんじゃないでしょうか。
レーパンのメリットは快適性だけじゃない
ロードバイクはママチャリと違ってチェーンが剥き出しなので、普通のパンツで乗ってると、裾がチェーンで汚れたりします。
汚れるだけならまだしも、ほつれたり破れたりする可能性もあります。
たまに右足だけパンツの裾を捲ってたり、バンドで止めてる人がいますよね。
あれはあれでちょっとかっこいいと思うんですけどね。笑
その点、レーパンはピチピチであるが故に、風でなびくこともなく、チェーンに触っちゃうことは少ないです。
「ヒルクライムやらないと」は本当か
別にやらなくてもいいけど、行動範囲は限られる
最後にヒルクライムについてです。
ヒルクライムは重力に逆らって進むので、当然キツいし、好き嫌いが分かれると思います。
正直私も、ヒルクライムは本当に苦手です。
乗り始めた頃は絶対にやりたくないと思ってました。
なので、ヒルクライムをやる・やらないはビンディング同様個人の自由です。
自由なんですが、こちらはもう少し複雑な問題があります。
日本という国は島国で、日本列島には背骨のように山脈が走っています。小学校で習いますよね。
ということは、割と結構どこ行っても山なんですよ。苦笑
関東平野に住んでると、ついつい忘れがちになりますが(私だけ?)、日本の土地のほとんどは山!
だから、「ヒルクライムは絶対やらない!平地オンリー!」だと、走れる範囲がかなり限定されてしまうんですね。
例えば川沿いのサイクリングロードとか、サイクリングコースのある大きな公園とか、近所の市街地とか。
最初はそれでも十分楽しいんですが、段々と飽きてきちゃうんですよね・・・
「あ〜また荒サイか・・・」みたいになっちゃうんですよ。苦笑
なので、「ロードバイク乗るならヒルクライムやらないと」って言うより、「行動範囲を広げたいならヒルクライムやらないと」が正しいかなと。
ヒルクライムは実際楽しいのか
結論から言えば楽しいです。
もちろんキツいですよ。キツいですが、登った後の達成感とか、頂上から見る景色とか、場合によっては頂上で食べるご飯とか、最高です。
別に激坂を登る必要なんて全然なくて、無理のない斜度と距離の峠を選べばいいだけです。
たまに間違って激坂に迷い込んでしまうこともありますけどね。笑
登れないと思ったら無理せず歩けばOKです。
この辺も「歩くなんてカッコ悪い」とか言う人いるかもしれないけど、転んで怪我するくらいなら歩いた方がいいです。
ロードバイクの楽しみ方は十人十色
最初にも書いた通り、ロードバイクに乗るのに交通ルール以外の決まりはありません。
交通ルールを守らず、歩道を爆走したり、イヤフォンで音楽聴きながら走ったり、スマホ見ながら走ったり、そんなことをしたらだめですよ!
でも、交通ルールを守ってさえいれば、後は自分の好きなように楽しめばOKです。
ただ、経験者の方がいう「〇〇しないと」に背景や理由があるのも事実です。
何より本心から良かれと思って言ってくれてるケースがほとんどですからね。
それを理解した上で、言われた通りやってみるかどうかは自分で判断しましょう。
楽しいロードバイクライフを!
ビンディングとレーパンには共感できます^_^
最初抵抗はあるけどやってしまえば、もっと早くしとけば良かったって思いました。
自分はヒルクライムはまだなので
活動範囲拡大の為にチャレンジしてみます
ヒルクライムも是非チャレンジしてみて下さい。
私も全然登れないですけど、山は山の楽しさがあるとやっと分かってきました😊