ロードバイクのディスクブレーキホイール交換で知っておくべき3つのこと!

こんにちは、まさみです。今回も以前noteに投稿した記事のリライトになります。

これまで、ディスクブレーキ仕様ロードバイクのホイールについていくつか投稿してきました。

でも、オススメのホイールが何か以前に、

そもそもディスクブレーキ用のホイールを交換する際に気をつけることはあるの?

リムブレーキ用のホイールを交換する時とどう違うの?

こんな疑問を持つ方もいるかもしれませんね。

今回の記事は、そんな疑問を解決するディスクブレーキ用ホイールを交換する際に気をつけるべき3つのことについて書いていきます。

ブレーキの種類に関わらず確認すべきこと

ディスクブレーキ用ホイール選び特有の注意点を知る前に、まずはブレーキ仕様に関わらず事前に確認すべき点をおさらいしておきましょう。

コンポのメーカー

まずは自分の自転車に組み付けられているコンポーネントのメーカーです。

シマノとスラムは共通で使えることが多いですが、カンパニョーロの場合は要注意です。

お店で購入する場合は問題ないと思いますが、自分でネットなどで購入する場合は、

希望のホイールが自分のコンポーネントに対応しているか確認しましょう。

リアのギア数(11速、12速など)

現在のところロードバイクの主要なリアのギア数は11速ですが、12速化も進んできています。

11速が一般化する前は10速だったし、現在でもコンポのグレードによっては10速や9速のものもありますね。

11速用ホイールはスペーサーを取り付けることで、10速以下のスプロケットにも対応できるものが多いようです。

一方で12速化が進んできていますので、12速スプロケットと11速ホイール、

11速スプロケットと12速ホイールの互換性も気になるところです。

タイヤのタイプ

次にタイヤのタイプです。

ロードバイクのタイヤには、ざっくりこれだけのタイプがあります。

  • クリンチャー
  • チューブラー
  • チューブレス

近頃はチューブレスがかなり台頭してきていますが、まだまだ一般的なのはクリンチャーではないでしょうか。

クリンチャーはタイヤとインナーチューブをセットで使用します。タイヤ自体ではなくチューブに空気を入れて膨らませます。

チューブラータイヤもチューブを使用しますが、こちらはタイヤにチューブが縫い込められたタイプ。

そしてチューブレスタイヤ。その名の通りタイヤの内側にインナーチューブが不要なタイプのタイヤです。

それぞれのタイヤタイプにメリット・デメリットがありますが、今回の記事ではこの部分にはあまり触れません。

ホイールにはチューブラー用、クリンチャーだけどチューブレス対応など、様々な種類がありますので、

どんなタイヤを使いたいかによっても、選ぶホイールが変わってくる可能性があります。

ホイールを新しく購入する時は、今持っているホイールからタイヤを移設するか、新しく買うか、どちらかになると思います。

移設する場合は現在のタイヤに対応したホイールを、新しく買う場合は選んだホイールに取り付けられるタイプのタイヤを選びましょう。

ディスクブレーキ用ホイール交換で気をつけたい3つのこと

では、いよいよここからが本題です。ディスクブレーキ仕様車のホイールを交換する際に気をつけるべきことを3点ご紹介します。

1. ディスクローターについて

そもそもディスクローターはホイールに付属しておらず別売りです。

「そんなん知ってる」という方もいらっしゃるでしょうが、恥ずかしながら私は最初知りませんでした。汗

ホイールを購入したら、ディスクローターはタイヤ同様に今までのものから移設か、新規購入ということになります。

ディスクローターを新規購入する場合は、以下3点の確認が必要です。

  1. コンポのメーカー
  2. グレード
  3. サイズ

移設の場合はローターのメーカーやサイズなどを気にする必要はあまりないですが、

今持っているローターと新しいホイールの取付けに関しては確認が必要なので、次の章へ飛んで下さい。

コンポのメーカー

サードパーティー品も出ているようですが、基本的には自転車のコンポーネントと同じメーカーのローターを選ばないといけません。

「シマノのコンポが付いてるけど、カンパのローターがかっこいいからローターだけカンパにしたい!」

とはできないので要注意です。

グレード

その他のコンポ部品同様、ローターにもグレードがあります。

シマノだと、ULTEGRA以上は冷却性能がかなり違うらしいです。

が、正直素人がどれほど違いを実感できるのかな・・・(私全然分からないです💦)

性能以外にグレードによって見た目にも違いがあるので、見た目で選んでもいいと思います。

シマノ同士なら105のブレーキでULTEGRAやDura Aceのローターを付けても全く問題はありません。

サイズ

なんとローターにもサイズのバリエーションがあります。

160mmと、140mmの2種類です。

完成車に付属しているものは160mmが多いそうです。

特徴として、160mmの方が制動力が高く、サイズが小さい分140mmの方が軽量です。

どちらを選ぶかは好みもあるようですが、前後でサイズを変える人もいるようですよ。

ちなみに、もし160mmローターから140mmローターへ変更する場合は、キャリパーの位置調整が必要です。逆も然り。

2. ディスクローターの固定形式:センターロックか6ボルトか

ディスクローターをホイール(正確にはハブですが)に固定する形式が複数あるってご存知でしたか?

もうこの辺まで来ると「は〜??もう面倒臭い、リムでいい!」と思う方もいるかもしれないですね・・

気持ちは分かりますが、もう少しお付き合い下さい。

ディスクローターの固定形式には2種類あります。

  1. センターロック
  2. シックスボルト
出典:https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html

写真右側がセンターロックで、ローターの真ん中にあるロックリングで締め付ける方式。

左側のシックスボルトはその名の通り、6つのボルトでローターを固定する方式です。

ディスクブレーキも市民権が拡大する中で、ロードバイクに関してはセンターロック式が主流になってきているようです(少なくともシマノは)。

ディスクブレーキ用ホイールを交換する際は、新しいホイールハブとローターの固定形式が一致しているかどうか必ず確認しましょう。

3. センターロックの種類

あともう一息です。

前の章でセンターロックとシックスボルトについて解説しましたが、センターロックと言っても、実はいくつか種類があるのです。

多くのブログやYouTube動画では、「センターロック式ローターはスプロケ外し用工具(カセットリムーバー)を使って取り外しできる」と解説されています。

これは事実ですが、例外があることに触れているものは案外少ないのです・・・

センターロックには実は3種類あります。

  1. 内セレーション式
  2. 外セレーション式
  3. 内外セレーション式
出典:https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/dm/GN0001/DM-GN0001-24-JPN.pdf

カセットリムーバーで付け外しができるのは、1番の内セレーション式です。

外セレーション式の場合は、ボトムブラケット用の工具を使います。

この辺りの解説はこちらのブログが大変詳しいです。

https://morou2.com/2018/09/23/discrotor_1/

私も困って調べていた際にお世話になりました。

ちなみにOltre XR3 105 2020年モデルに付属のFulcrum racing 6は外セレーション式でした。

まとめ

ディスクブレーキ仕様車のホイールを変更する際に気をつけたい3点をご紹介しました。

  1. ディスクローターについて
    1. メーカー:コンポとメーカーを揃える
    2. グレード:グレードにより性能、見た目に違い
    3. サイズ:160mmと140mmがある。制動力、重量に違い
  2. ディスクローターの固定形式:センターロックか6ボルトか。ホイール側と形式を揃える
  3. センターロックの種類:種類によって必要な工具が違う
    1. 内セレーション式:カセットリムーバー
    2. 外セレーション式:ボトムブラケットレンチ
    3. 内外セレーション式

リムブレーキよりも気をつけるポイントが多いので、面倒臭いと感じる方もいらっしゃることでしょう・・・

とはいえ、一度覚えてしまえばそれほど難しいこともないと思いますし、ディスクブレーキにはそれなりのメリットもあります。

ディスクブレーキのメリット・デメリットについては関連記事も是非ご覧ください😃

リムブレーキ、ディスクブレーキ、それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものが選べるといいですね!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

2 COMMENTS

snow

同じような事がわからず困っていたので、大変参考になりました。
お礼が言いたくて、コメントさせていただきました。

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