ロードバイクの油圧式ディスクブレーキはぶっちゃけどうなのか!メリット・デメリットまとめ

こんにちは、まさみです。

これからロードバイクの購入や、買い替えを検討している人にとって、リムブレーキにするかディスクブレーキにするかって、ちょっとした悩みどころではないでしょうか。

中には今後ディスクブレーキモデルしか製造しません!と既に宣言しているメーカーもあったり、業界的にはディスクブレーキ化の流れです。

でも、グランツールでは未だリムブレーキモデルが使用されていたり、特にロードバイク経験の長い人たちの中にはアンチディスクブレーキ派も一定数いるようです。

私の場合はリムブレーキモデルでデビューしてディスクモデルに変えましたが、ディスクにして本当に良かったと思っています。

もちろんデメリットもあるのですが、それを加味しても、断然ディスクブレーキ派です。

というわけで、実際に乗り比べて思うディスクブレーキのメリット・デメリットについて書いていきます。

ディスクブレーキのメリット

制動力が高い

まずはなんといってもこれですね。

特に私のように手が小さくて握力がない女性には、ディスクブレーキの方が圧倒的に楽だと思います。

ヒルクライムの後のダウンヒル、ブレーキ操作が増えるロングライド、どちらにしてもディスクの方が楽!

制動力が高いとロックしやすいのでは?という意見もあるかもしれませんが、よっぽど強く握らない限り大丈夫です。

リムブレーキを握るのが辛いと訴えても、男性には理解されないことも多いのですが、それも当たり前の話で・・・

男女の握力の平均は30-34歳のバンドで47.36kg vs 28.73kgで、18.63kgも差があるんです!

(参考:https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kenkodukuri/kenkoi7/20190305111627975.files/akuryokuheikinti.pdf

私も旦那さんに「初めてのダウンヒルが死ぬほど怖かった、全然ブレーキが効かなかった。もうディスクにしたい」と言ったんですけど、

最初の反応が「105なんだから大丈夫でしょ。そんなに効かないわけないよ」でした・・・

男性の皆様は奥様や彼女さんから相談されたら、握力の差がこれだけ大きいことをご理解頂いた上で優しい返答をしてさし上げてください。

カーボンホイールを安心して使える

カーボンはアルミに比べて熱に弱く、放熱性も低いと言われております。

そのため、ホイールのリムを直接挟んで止めるリムブレーキの場合は、摩擦によりリムの表面温度が高くなってしまうのです。

対してディスクブレーキはディスクローターをブレーキキャリパー内部のブレーキパッドで挟んで止める機構のため、ホイールに直接摩擦が起こりません。

摩擦が起こらないので熱が発生しないのです。

ブレーキが直接ホイールに触れないので、ホイールの持ちも良くなります。

カーボンホイールは高いので、一度買ったら痛まず長く使えると言うのは十分メリットになるかなと思います。

雨でもよく効く

雨降ってたら乗らない。と言う人も多いと思いますし、私も最初から雨降ってたら乗らないです。

でも、乗ってる途中に雨が降ってくると言うのは全然ありえない話じゃないですよね。

通勤使用などで雨が降ってても関係ないという方もいるかもしれません。

その場合はもうディスク一択だと思います。

一度大雨の中リムブレーキで走ったことがありますが(乗ってたら降ってきました)、リムに跳ね上がったら泥をブレーキシューが全部絡め取って、どんどん効きが悪くなりました。

本当に怖かった・・・

ディスクでも、雨の中走ったことがありますが、こちらは制動力に全く影響なしでした。

特に山で雨が降ったら・・・なんて考えると、ただでさえ恐怖のダウンヒル、もう歩いて降りるしかないですね。苦笑

ディスクブレーキのデメリット

重い

油圧式ディスクブレーキは、ブレーキオイルを入れる必要があるため、その分車体が重くなります。

ホイールにディスクローターも付けないといけないので、その分も重量微増ですね。

輪行はちょっと大変

ディスクブレーキのホイールを外したら、ブレーキキャリパーにスペーサーを挟みます。

挟まなくてもいいんですけど、ブレーキパッドの間にスペーサーもローターもない状態でブレーキレバーを握ってしまうと、パッドがくっついて離れなくなります。

剥がすには特殊な工具が必要だそうで、輪行の際にうっかりやらかしてしまうと悲惨なことになります。

また、スプロケだけでなくブレーキローターもカバーしないと、フレームを傷つける可能性があります。

私はこれでフレームを削ってしまって、修理するのに結構お金がかかりました・・・

ローター&フレームをカバーすることでこの悲劇はある程度防ぐことができます。

パッドだけでなくローター、オイルも交換が必要

リムブレーキの場合は、ブレーキシューが減ったら交換すればいいだけですが、ディスクの場合はブレーキパッド以外にオイルと、ローターも交換が必要です。

SHIMANOの公式サイトだと、パッドは残り0.5mm以下になったら、ローターは1.5mm以下になったら交換。

(参考:https://bike.shimano.com/ja-JP/information/jp-news/disc-brake-rotor-maintenance.html

オイルは大体1年で交換と言われているようです。

リムブレーキだったら、初心者でもYouTubeの動画を見たり、やり方を教われば自分でメンテできそうですが、ディスクの場合はちょっとハードルが高いですかね。

音が鳴りやすい

ディスクブレーキのは繊細なので、ローターが汚れたりしているとすぐ音が鳴ります。

汚れていなくても、スルーアクスルの締め具合でローターとパッドの当たり位置がズレるそうで、しょっちゅうホイールの付け外しをする場合は要注意です。

先日ローラーで使用した後にホイールを戻したら鳴り出して、慌てて自転車屋さんに連れていきました。

それでも私はディスクがいい

確かにディスクブレーキにはデメリットもあります。

でも、私はそれでもディスクブレーキを推します。

もうリムブレーキでダウンヒルは怖すぎて絶対にできないと思います。

個人的には「軽い力でしっかり止まる」というメリットだけでデメリットは全部吹っ飛びます。

必死でブレーキレバーを握っているのに思うようにスピードが落ちない恐怖と比較したら、重いだの輪行が大変だの、音が鳴るだの、どうでもいいです、本当。

結局は好みと用途の問題

毎度のことですが、最終的に何を優先してどう判断するかは人それぞれです。

輪行たくさんするからとか、十分握力があるからとか、そもそもヒルクライムしないからリムブレーキがいいなって思う人もいるでしょう。

自分の乗り方に合わせて、ピッタリくるロードバイクが選べるといいですね!

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