こんにちは、まさみです。またまたご無沙汰です・・・
自転車乗り的英語講座第6弾は、「ケイデンス」についてです。
自転車乗り的に「ケイデンス」とは、「ペダルの1分間の回転数」ですよね。
この単語は英語でも、自転車乗り的な用法に差はありません。
英語のCadenceは、ペダルの回転数を表す単語として普通に使用できます。
今回は少し趣向を変えて、このCadenceという単語についてちょっと深掘りしてみたいと思います。
正直あまり実用的な情報ではないと思いますが💦
少しでも「なるほど!」と思って頂ければ嬉しいです。
Cadenceの語源
Cadenceという単語の語源は、実はラテン語のCadereという言葉にあるようです。
Cadereの意味はTo fall = 「落ちる」。
聞いたことないという方がほとんどと思います。私も初めて知りました。苦笑
でも、ここから派生したイタリア語の単語なら、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
その単語はCadenza(カデンツァ)です。
ピアノや音楽を習ったことのある人は聞いたことがあるのではないでしょうか。
Cadenzaとは、「主に協奏曲などのエンディングで挿入されるソロ(独奏)」のことです。
自転車のペダル回転数のことだと思っていた単語にこんな語源があるなんて面白いですよね。
こうなると「落ちるっていう意味だったラテン語が独奏を指す言葉になって、それがどうして自転車のペダル回転数を意味するようになるわけ?」と不思議に思いますよね?
次のパートでその辺を見ていきましょう。
Cadenceの意味
普段あまり英語に接する機会がない方だと、Cadenceは自転車用語だと考えていらっしゃるかもしれないですね。
でも、実はCadenceという単語そのものは自転車とは関係がありません。
この単語の持つ意味は、だいたい以下の通りです。
- リズミカルに繰り返される動きの拍、時間
- 文章や声の抑揚、リズム
- 協奏曲などのエンディングソロ(カデンツァと同義)
1番の意味が転じて「自転車のペダル回転数」を表す際にも使用されるようになったのでしょうね。
他にもリズミカルに繰り返される動きであればCadenceを使えるので、例えば
The steady cadence of the drums(ドラムの正確なリズム)といった表現も可能です。
実は仕事でも使えるCadence
ビジネスの場面においては、マネージャーとチームが意見や情報を交換する定例会議の頻度、場所、方法などを指す表現として使用されます。
Let’s define the cadence of our team meeting.(チーム会議の頻度、場所、やり方を決めよう。)
といった感じでしょうか。
Let’s define the frequency, venue and the flow of our team meeting.
だいたいこれと同じ表現ですが、Cadenceを使うと表現がより洗練されて見えますね。
まとめ
- Cadenceの語源はラテン語のCadere(落ちる)
- Cadenceは「リズミカルに繰り返される動きの拍や時間」を表す
- その他にも声の抑揚やリズム、協奏曲などのエンディング部分のソロ演奏(カデンツァ)の意味もある。
- ビジネスの場面でチーム会議などの頻度、場所、やり方などを表す表現として使われることもある。
今回は、自転車用語として一般的に使われている「ケイデンス」について深掘りしてみました。
かなりマニアックだとは思いますが・・・😅
言葉の語源や色々な意味を知ると、語学学習も少し楽しくなるのではないでしょうか。
それでは、是非次回の記事も読んで頂けたら嬉しいです。